○東京工業大学学科所属実施要項

平成16年4月1日

学長裁定

(趣旨)

第1条 この要項は,東京工業大学(以下「本学」という。)の理学部,工学部及び生命理工学部に所属する学生の学科又はコース(以下「学科等」という。)への所属(以下「学科所属」という。)及び所属する学科等の変更(以下「転学科」という。)の取り扱いに関し必要な事項を定めるものとする。

(類内学科所属)

第2条 2学期以上本学に在学し,次に定める科目及び単位を修得した者(以下「有資格者」という。)の学科所属は,当該有資格者が学科に所属するまでの間所属する類(以下「所属類」という。)内の学科等に所属(以下「類内学科所属」という。)することを原則とする。

文系科目(文系ゼミを除く。) 4単位以上

国際コミュニケーション科目 6単位以上(国際コミュニケーションⅠのほか,国際コミュニケーションⅡをもって満たさなければならない。)

理工系基礎科目 14単位以上

健康・スポーツ科目 1単位以上

2 類内学科所属については,所属類毎に定めた別記1及び別記2により取り扱うものとする。

(類外学科所属)

第3条 所属類以外の学科等を希望する者(第2類,第3類,第4類,第5類及び第7類の学生が社会工学科を志望する場合を含む。以下「転類希望者」という。)の選考は,以下のとおりとする。

 転類希望者は,「類外学科所属希望申告書」を,所属類主任を経て,学長が指名する理事・副学長に提出するものとする。

 所属類以外の学科等を希望する場合,希望できる学科等は1学科等とする。

 所属類から転出することができる人数は,当該所属類の有資格者の5%以内とする。ただし,当該所属類の有資格者の5%が1未満の数字となる場合は1人とする。また,所属類以外から転入することができる人数(以下「類外受入人数」という。)は,当該学科等が毎年度定める人数とする。

 転類希望者の選考は,別表1に規定するA群,B群,C群の計12授業科目の合計得点(以下「共通得点」という。)の高得点順に行うものとする。なお,選考の結果,所属類以外の学科等に所属できなかった者は,類内学科所属を希望することができるものとする。

(転学科)

第4条 現に学科等に所属している者で,転学科を希望する者(以下「転学科希望者」という。)は,所属する学科の長又はコースの長(以下「学科等の長」という。)を経て学部長に願い出ることができる。

2 転学科希望者は,転学科を希望する学科等の所属人数に特に余裕が有り,かつ,当該希望する学科等の属する学部の教授会において当該転学科希望者の学習状況その他を審査のうえ許可した場合に転学科できるものとする。

1 この要項は,平成16年4月1日から施行する。

2 平成16年3月31日に学部に在学する者については,別表2の規定にかかわらず,なお従前の例による。ただし,平成16年4月1日に学科に所属できなかった者は除く。

(平18.4.1)

この要項は,平成18年4月1日から施行する。

(平19.1.12)

この要項は,平成19年4月1日から施行する。

(平20.3.28)

この要項は,平成20年4月1日から施行する。

(平22.3.31)

この要項は,平成22年4月1日から施行する。

(平23.2.4)

この要項は,平成23年4月1日から施行する。

(平23.3.31)

この要項は,平成23年4月1日から施行する。

(平24.4.6)

この要項は,平成24年4月6日から施行し,改正後の東京工業大学学科所属実施要項の規定は,平成24年4月1日から適用する。

(平24.9.7)

この要項は,平成24年9月7日から施行する。

(平26.3.6)

この要項は,平成26年3月6日から施行する。ただし,別記2の改正規定は,平成26年4月1日から施行する。

(平28.5.13)

1 この要項は,平成28年5月13日から施行する。

2 前項の規定にかかわらず,改正前の東京工業大学学科所属実施要項第4条第2項の規定は,平成28年4月1日に学科所属した者が平成29年4月1日に転学科する場合に限り,なお効力を有する。

(平31.3.1)

この要項は,平成31年4月1日から施行する。

別表1

(所属類以外への学科所属)

授業科目

得点に数える授業科目数

A群

微分積分学第一,同第二A,同第二B,線形代数学第一,同第二A,同第二B,物理学A,同B,同C,化学第一,同第二,基礎生物学A又は宇宙地球科学A,基礎生物学B又は宇宙地球科学B,図学・図形デザイン第一若しくは同第二又は図学・図形科学第一若しくは同第二

左記授業科目中成績の良い科目から7授業科目

B群

微分積分学演習第一,同第二,線形代数学演習第一,同第二,基礎物理学演習,基礎物理学実験,化学実験第一,同第二,基礎生物学実験,宇宙地球科学基礎ラボ1又は同2又は同3,図学製図

左記授業科目中成績の良い科目から2授業科目

C群

英語1,同2,ドイツ語初級1,同2,フランス語初級1,同2,ロシア語初級1,同2,中国語初級1,同2

左記授業科目中成績の良い科目から3授業科目

35 授業科目

12 授業科目

別記1

第1類類内学科所属

1 定義

第1類類内学科所属における用語の意義は,次の各号に定めるところによる。

(1) 「所属割合」とは,次の表に定める類内における各学科の所属人数の割合をいう。

学科

所属割合

数学科

25/185

物理学科

54/185

化学科

37/185

情報科学科

34/185

地球惑星科学科

35/185

(2) 「比例値」とは,類内の有資格者から類外学科所属決定者を除いた人数に,類内の各学科の所属割合を乗じた数をいう。

(類内有資格者数-類外学科所属決定者数)×所属割合=比例値

(3) 「比例人数」とは,比例値の小数点以下の端数を切り上げた人数をいう。

(4) 「上限人数」とは,比例値に105%の率を乗じて得た数の小数点以下の端数を切り上げた人数をいう。

(5) 「収容可能人数」とは,各学科の事情により設けた人数をいう。ただし,収容可能人数が比例人数に満たない学科については,類内の有資格者から類外学科所属決定者を除いた人数が,類内の各学科の収容限度人数の総数を超える場合は,比例人数を収容可能人数とする。

(6) 「収容限度人数」とは,原則として,上限人数又は収容可能人数のいずれか少ない人数をいう。ただし,関係する学科の長の調整の上で,上限人数を超える収容可能人数を収容限度人数とすることができる。

2 手続

(1) 類内学科所属の申告は,所定の期日までに「類内学科所属志望申告書」を学長が指名する理事・副学長に提出する。

(2) 原則として,所属類内の第三志望までを志望順に記入する。

(3) 類外学科所属を志望する者が,併せて類内学科所属を志望する場合の所属類内の志望学科は第二志望からとし,原則として,第四志望までを志望順に記入する。ただし,第一志望の学科の類外受入人数が0人の場合は,第二志望以下の学科の志望順位を一つずつ繰り上げた上で,以下の選考を行うものとする。

3 選考方法

(1) 第一志望の志望者数が,各学科の比例人数(収容可能人数が比例人数に満たない学科については,収容可能人数)を超えない場合は,第一志望の学科に所属を決定する。

(2) 上記(1)で所属を決定されなかった者については,各学科の収容限度人数の範囲内で,志望順位を優先し,別表に規定するA群,B群,C群の計12授業科目の総得点の高得点順に所属を決定する。

(3) 志望者の総得点が同一の場合は,収容限度人数を超えて所属を決定することができる。

(4) 上記(1)から(3)までで所属を決定されなかった者については,類主任が所属可能な学科の長と調整のうえ所属を決定する。

(第1類)

授業科目

得点に数える授業科目数

A群

微分積分学第一,同第二B,線形代数学第一,同第二B,物理学A,同B,同C,化学第一,同第二,基礎生物学A又は宇宙地球科学A,基礎生物学B,宇宙地球科学B,コンピュータサイエンス入門

左記授業科目中成績の良い科目から7授業科目

B群

微分積分学演習第一,同第二,線形代数学演習第一,同第二,基礎物理学演習,基礎物理学実験,化学実験第一,同第二,基礎生物学実験,宇宙地球科学基礎ラボ1,同2,同3

左記授業科目中成績の良い科目から2授業科目

C群

英語1,同2,ドイツ語初級1,同2,フランス語初級1,同2,ロシア語初級1,同2,中国語初級1,同2,TOEIC試験

左記授業科目中成績の良い科目から3授業科目

36 授業科目

12 授業科目

別記2

第2・3・4・5・6・7類類内学科所属

1 定義

第2・3・4・5・6・7類類内学科所属における用語の意義は,次の各号に定めるところによる。

(1) 「所属割合」とは,次の表に定める各類内における各学科等の所属人数の割合をいう。

学部

学科及びコース

所属割合

第2類

工学部

金属工学科

33/83

有機材料工学科

20/83

無機材料工学科

30/83

第3類

工学部

化学工学科

化学工学コース

35/111

応用化学コース

35/111

高分子工学科

30/111

経営システム工学科

11/111

第4類

工学部

経営システム工学科

25/202

機械科学科

52/202

機械知能システム学科

40/202

機械宇宙学科

40/202

国際開発工学科

20/202

制御システム工学科

25/202

第5類

工学部

制御システム工学科

18/202

電気電子工学科

82/202

情報工学科

102/202

第6類

工学部

土木・環境工学科

34/100

建築学科

45/100

社会工学科

21/100

第7類

生命理工学部

生命科学科

75/150

生命工学科

75/150

(2) 「比例値」とは,類内の有資格者から類外学科所属決定者を除いた人数に,類内の各学科等の所属割合を乗じた数をいう。

(類内有資格者数-類外学科所属決定者数)×所属割合=比例値

(3) 「比例人数」とは,比例値の小数点以下の端数を切り上げた人数をいう。

(4) 「下限人数」とは,比例値に90%の率を乗じて得た数の小数点以下の端数を切り捨てた人数をいう。

(5) 「上限人数」とは,比例値に110%の率を乗じて得た数の小数点以下の端数を切り上げた人数をいう。

(6) 「収容可能人数」とは,各学科等の事情により設けた人数をいう。ただし,収容可能人数が比例人数に満たない学科等については,類内の有資格者から類外学科所属決定者を除いた人数が,類内の各学科等の収容限度人数の総数を超える場合は,比例人数を収容可能人数とする。

(7) 「収容限度人数」とは,原則として,上限人数又は収容可能人数のいずれか少ない人数をいう。ただし,関係する学科等の長の調整の上で,上限人数を超える収容可能人数を収容限度人数とすることができる。

2 手続

(1) 類内学科所属の申告は,所定の期日までに「類内学科所属志望申告書」を学長が指名する理事・副学長に提出する。

(2) 原則として,所属類内の全学科等を志望順に記入する。

(3) 類外学科所属を志望する者が,併せて類内学科所属を志望する場合の所属類内の志望学科等は第二志望からとし,原則として,所属類内の全学科等を志望順に記入する。ただし,第一志望の学科等の類外受入人数が0人の場合は,第二志望以下の学科等の志望順位を一つずつ繰り上げた上で,以下の選考を行うものとする。

3 選考方法

(1) 第一志望の志望者数が,各学科等の比例人数(収容可能人数が比例人数より少ない学科等については,収容可能人数)を超えない場合は,第一志望の学科等に所属を決定する。

(2) 第一志望の志望者数が,各学科等の比例人数(収容可能人数が比例人数より少ない学科等については,収容可能人数)を超える場合は,別表の類ごとに指定した授業科目の総得点により,比例人数(収容可能人数が比例人数より少ない学科等については,収容可能人数)まで高得点順に第一志望の学科等に所属を決定する。

(3) 上記(1),(2)で所属を決定されなかった者については,志望者がいる限り各学科等の下限人数を満たすことを条件に,志望順位を優先し,収容限度人数の範囲内で,総得点の高得点順に所属を決定する。ただし,1(7)ただし書きの規定により,類内に上限人数を超えた収容限度人数を設定した学科等がある場合は,関係する学科等の長の調整の上で,当該類内の各学科等の下限人数を考慮しないことができるものとする。

(4) 志望者の総得点が同一の場合は,収容限度人数を超えて所属を決定することができる。

(第2類)

授業科目

得点に数える授業科目数

A群

微分積分学第一,同第二B,線形代数学第一,同第二B,物理学A,同B,化学第一,同第二,コンピュータサイエンス入門,微分積分学演習第一,同第二,線形代数学演習第一,同第二,基礎物理学演習

左記授業科目中成績の良い科目から8授業科目

B群

基礎物理学実験,化学実験第一,同第二,基礎生物学実験

左記授業科目中成績の良い科目から2授業科目

C群

英語1,同2,ドイツ語初級1,同2,フランス語初級1,同2,ロシア語初級1,同2,中国語初級1,同2

英語1,同2と英語以外の左記授業科目中成績の良い科目から1授業科目の合計3授業科目

D群

材料科学セミナー,材料科学A

左記2授業科目

30 授業科目

15 授業科目

(第3類)

授業科目

得点に数える授業科目数

A群

微分積分学第一,同第二B,線形代数学第一,同第二B,物理学A,同B,基礎生物学A又は宇宙地球科学B,基礎生物学B又は宇宙地球科学A

左記授業科目中成績の良い科目から5授業科目

B群

微分積分学演習第一,同第二,線形代数学演習第一,同第二,基礎物理学演習,基礎物理学実験,化学実験第一,同第二

左記授業科目中成績の良い科目から2授業科目

C群

英語1,同2,ドイツ語初級1,同2,フランス語初級1,同2,ロシア語初級1,同2,中国語初級1,同2

左記授業科目中成績の良い科目から3授業科目

D群

有機化学(工)第一,化学第一,同第二

左記3授業科目

29 授業科目

13 授業科目

(第4類)

授業科目

得点に数える授業科目数

A群

微分積分学第一,同第二B,線形代数学第一,同第二B,物理学A,同B,同C,化学第一,同第二,基礎生物学A又は宇宙地球科学A,基礎生物学B又は宇宙地球科学B,図学・図形科学第一又は同第二,コンピュータサイエンス入門

左記授業科目中成績の良い科目から7授業科目

B群

微分積分学演習第一,同第二,線形代数学演習第一,同第二,基礎物理学演習,基礎物理学実験,化学実験第一,同第二,基礎生物学実験,宇宙地球科学基礎ラボ1又は同2又は同3

左記授業科目中成績の良い科目から2授業科目

C群

英語1,同2,ドイツ語初級1,同2,フランス語初級1,同2,ロシア語初級1,同2,中国語初級1,同2

左記授業科目中成績の良い科目から3授業科目

D群

工業力学第一,同第二

左記2授業科目

35 授業科目

14 授業科目

(第5類)

授業科目

得点に数える授業科目数

A群

微分積分学第一,同第二B,線形代数学第一,同第二B,物理学A,同B,化学第一,同第二,微分積分学演習第一,同第二,線形代数学演習第一,同第二,基礎物理学演習,コンピュータサイエンス入門

左記授業科目中成績の良い科目から8授業科目

B群

5類F1ゼミ,基礎物理学実験,化学実験第一,同第二

左記授業科目中成績の良い科目から1授業科目

C群

英語1,同2

左記2授業科目

D群

情報基礎学,電気電子基礎学

左記2授業科目

E群

コンピュータリテラシ,文系科目のうち1・2学期推奨の授業科目

左記授業科目中でコンピュータリテラシとそれ以外の成績の良い科目1授業科目


15 授業科目

(第6類)

授業科目

得点に数える授業科目数

A群

微分積分学第一,同第二B,線形代数学第一,同第二B,物理学A,同B,同C,化学第一,同第二,基礎生物学A又は基礎生物学B,宇宙地球科学A又は宇宙地球科学B,図学・図形デザイン第一又は同第二

左記授業科目中成績の良い科目から7授業科目

B群

微分積分学演習第一,同第二,線形代数学演習第一,同第二,基礎物理学演習,基礎物理学実験,化学実験第一,同第二,基礎生物学実験又は宇宙地球科学基礎ラボ1,図学製図

左記授業科目中成績の良い科目から2授業科目

C群

英語1,同2,ドイツ語初級1,同2,フランス語初級1,同2,ロシア語初級1,同2,中国語初級1,同2

左記授業科目中成績の良い科目から3授業科目

D群

6類特別講義第一,同第二

左記2授業科目

E群

文系科目のうち1・2学期推奨の授業科目

左記授業科目中成績の良い科目から1授業科目


15 授業科目

(第7類)

授業科目

得点に数える授業科目数

A群

微分積分学第一,同第二A,線形代数学第一,同第二A,物理学A,同B,同C,化学第一,同第二,基礎生物学A又は宇宙地球科学A,基礎生物学B又は宇宙地球科学B,図学・図形デザイン第一又は同第二

左記授業科目中成績の良い科目から7授業科目

B群

基礎物理学演習,基礎物理学実験,化学実験第一,同第二,基礎生物学実験,宇宙地球科学基礎ラボ1,同2,同3,図学製図

左記授業科目中成績の良い科目から2授業科目

C群

英語1,同2,ドイツ語初級1,同2,フランス語初級1,同2,ロシア語初級1,同2,中国語初級1,同2,TOEIC試験

左記授業科目中成績の良い科目から3授業科目

32 授業科目

12 授業科目

東京工業大学学科所属実施要項

平成16年4月1日 学長裁定

(平成31年4月1日施行)

体系情報
[全学規則]/第5編 学務・厚生補導
沿革情報
平成16年4月1日 学長裁定
平成18年4月1日 種別なし
平成19年1月12日 種別なし
平成20年3月28日 種別なし
平成22年3月31日 種別なし
平成23年2月4日 種別なし
平成23年3月31日 種別なし
平成24年4月6日 種別なし
平成24年9月7日 種別なし
平成26年3月6日 種別なし
平成28年5月13日 学長裁定
平成31年3月1日 種別なし