○東京工業大学基金による研究助成及び教育研究助成規程

平成25年7月5日

規程第14号

(趣旨)

第1条 この規程は,国立大学法人東京工業大学基金規則(平成20年規則第92号)第9条に基づき,財団法人理工学振興会から受入れた東京工業大学基金(以下「東工大基金(理工学振興会)」という。)を基に,東京工業大学(以下「本学」という。)が学内外の研究者に対して行う研究助成及び教育研究助成(以下「助成」という。)について,必要な事項を定めるものとする。

(研究助成)

第2条 研究助成は,理工学(関連する人文・社会分野を含む。)に関する基礎的研究を奨励・援助し,その発展を図ることを目的とする。

2 研究助成は,応募時に大学に在籍し,助成年度の4月1日現在で満30歳以下の大学院学生,助教又は研究生(これに相当する者を含む。)であって,助成年度において引き続き当該大学で研究を行う若手研究者(ただし,企業等から派遣されている者を除く。)を対象とする。

3 研究助成は,1件につき30万円とし,次に掲げる分野から毎年度30件程度を選考する。

 理学

 材料

 応用化学

 機械

 電気・情報

 建設

 エネルギー

 生物・生命理工学

 人文・社会

(教育研究助成)

第3条 教育研究助成は,高等学校,中等教育学校後期課程及び高等専門学校(以下「高校等」という。)における理数教育・理工学教育に関する研究(関連する人文・社会分野を含む。)を奨励・援助し,その発展を図ることを目的とする。

2 教育研究助成は,高校等の教諭を対象とする。

3 教育研究助成は,1件につき20万円とし,次に掲げる分野から毎年度10件程度を選考する。

 高校理数(主に普通科教員を対象)

 理学

 材料

 応用化学

 機械

 電気・情報

 建設

 エネルギー

 生命理工学(生物学及び農学を含む。)

 人文・社会

(助成者の募集)

第4条 助成を受ける者(以下「助成者」という。)の募集は,原則として助成年度の前年度に行い,公募によるものとする。

(委員会)

第5条 助成者の選考を行うため,東工大基金助成選考委員会(以下「委員会」という。)を置く。

2 委員会は,次に掲げる者をもって組織する。

 研究を担当する理事・副学長

 第7条第2項各号に掲げる専門委員会の主査

3 前項第2号に掲げる委員の任期は1年とし,重任,再任を妨げない。ただし,補欠による委員の任期は,前任者の残任期間とする。

4 委員会に委員長を置き,第2項第1号に掲げる者をもって充てる。

5 委員長は,委員会を招集し,その議長となる。

6 委員長が必要と認めたときは,副委員長を置き,委員長が指名する委員をもって充てることができる。

7 副委員長は,委員長を補佐し,委員長に事故あるときは,その職務を代行する。

(報告及び助成者の決定)

第6条 委員長は,選考の経過及び結果を学長に報告する。

2 学長は,選考結果に基づき助成者を決定する。

(専門委員会)

第7条 委員会に,委員会における選考に先立ち助成者の選考等を行うため,次の各号に掲げる専門委員会を置き,当該各号に掲げる分野の選考等を行う。

 理学専門委員会 理学及び高校理数

 材料専門委員会 材料

 応用化学専門委員会 応用化学

 機械専門委員会 機械

 電気・情報専門委員会 電気・情報

 建設専門委員会 建設

 エネルギー専門委員会 エネルギー

 生命理工学専門委員会 生命理工学(生物学及び農学を含む。)

 人文・社会専門委員会 人文・社会

2 前項各号の専門委員会に,主査を置く。

3 主査は,専門委員会の審議結果を委員会に報告するものとする。

4 この規程に定めるもののほか,専門委員会の組織及び運営に関し必要な事項は,別に定める。

(経費)

第8条 助成の実施のため必要な経費は,「東工大基金(理工学振興会)」をもって充てる。

(庶務)

第9条 助成に関する庶務は,研究推進部研究企画課において処理する。

(雑則)

第10条 この規程に定めるもののほか,助成に関し必要な事項は,別に定める。

1 この規程は,平成25年7月5日から施行する。

2 この規程の施行後,最初に第5条第2項第2号に掲げる委員となる者の任期は同条第3項の規定にかかわらず,平成26年3月31日までとする。

東京工業大学基金による研究助成及び教育研究助成規程

平成25年7月5日 規程第14号

(平成25年7月5日施行)