○国立大学法人東京科学大学年俸制適用職員業績評価規程
令和6年10月1日
規程第42号
(趣旨)
第1条 この規程は、国立大学法人東京科学大学職員就業規則(令和6年規則第27号)第50条の規定に基づき、国立大学法人東京科学大学(以下「大学」という。)における年俸制適用職員の業績評価の実施に関し、必要な事項を定めるものとする。
(定義)
第2条 この規程において「部局等」とは、各学院、リベラルアーツ研究教育院、総合研究院、未来社会創成研究院、新産業創成研究院、各共通教育組織、各共通支援組織及び理事等支援組織をいう。
2 この規程において「年俸制適用職員」とは、国立大学法人東京科学大学職員賃金規程(令和6年規程第48号)第73条第1号の規定に基づく年俸制の適用を受ける大学教員をいう。
(自己評価及び部局長による業績評価)
第3条 年俸制適用職員の業績評価は、別紙に定める評価項目に関する当該年俸制適用職員の自己評価に基づき、当該年俸制適用職員の所属する部局等の長(以下「部局長」という。)が別表に定める評価区分により行う。
2 部局長は、前項に定める業績評価を、学長が特に認めた場合,当該部局等に所属する他の職員に委任することができる。
(人事委員会による業績評価)
第4条 人事委員会は、前条の部局長による業績評価の結果を全学的視点から検討・調整し、最終的な評価を決定する。
(理事長による業績評価)
第5条 理事長は、前条に定める人事委員会による業績評価に加えて、大学運営等に関する全学的視点から年俸制適用職員の業績評価を行う。
(業績評価の時期等)
第6条 業績評価は、毎年10月から12月までの間に行う。
2 前項の業績評価の対象期間は、前年の10月1日から9月30日までの1年間とする。
(業績評価の対象期間の例外)
第7条 前条の規定にかかわらず、学長が必要と認めるときは、業績評価の対象期間を短縮又は延長することができる。
(雑則)
第8条 この規程に定めるもののほか、年俸制適用職員の業績評価等に関し必要な事項は、別に定める。
附則
1 この規程は、令和6年10月1日から施行する。
2 国立大学法人東京工業大学年俸制適用職員業績評価規則(平成27年規則第73号。以下「旧規則」という。)は、廃止する。
3 この規程施行の日(以下「施行日」という。)の前日において旧規則の適用を受ける者に対して施行日以後、最初に行う業績評価は、施行日の前日における旧規則の規定による対象期間を第6条第2項の規定による対象期間とみなして行う。
別表(第3条関係)
上位 | 評価区分 | 下位 | ||||||||
S | A+ | A | B+ | B | C+ | C | C- | D |
*「C」区分が標準
別紙(第3条関係) 評価項目
A)教育関連評価項目
A―1)教育の体制・組織への貢献
・学院・系・コース等の運営への貢献:A11
・教育体制の策定・改善作業への貢献:A12
A―2)教育の実績(留学生教育を含む。):A2
・学生募集(入試等)に関わる実績:A21
入試問題作成、採点作業への貢献:A211
学生募集のための教育活動(高校での活動等):A212
・学士課程教育の実績(担当科目、実働単位数、学士特定課題研究指導、セミナー等):A22
教養科目群の授業科目担当(単位数、履修申告学生数、単位修得者数等):A221
専門科目群の授業科目担当(単位数、履修申告学生数、単位修得者数等):A222
学士特定課題研究指導学生数、卒業者数:A223
カリキュラムの新規作成・改善実績:A224
教材・教科書作成実績:A225
アカデミックアドバイザー活動:A226
早期卒業・修士課程への飛び入学学生の教育実績:A227
・大学院の課程教育の実績(担当科目、院生数、論文審査等):A23
大学院の課程の授業科目担当(単位数、履修申告学生数、単位修得者数等):A231
修士課程及び専門職学位課程 指導学生数、修了者数(社会人学生を含む。):A232
博士後期課程 指導学生数、修了者数(社会人学生を含む。):A233
国内外研究生・研修生受入れ実績:A234
標準修業年限未満の修了実績:A235
課程博士審査員実績(主査回数、審査数等):A236
論文博士審査員実績(主査回数、審査数等):A237
カリキュラムの新規作成・改善実績:A238
教材・教科書作成実績:A239
アカデミックアドバイザー活動:A240
・国家試験等対応の教育実績:A25
・各種安全教育(化学物質、放射線、高圧ガス等)講師:A26
A―3)教育の改善実績:A3
・教育内容評価実績(シラバスの妥当性等):A31
・FDの企画・運営、受講実績:A32
・学生評価実績(学生アンケート等):A33
A―4)その他の教育実績:A4
・国内外の他大学、公的、準公的機関における非常勤講師等:A41
・国内外の他大学博士審査員:A42
・国内外への講義配信:A43
・留学生教育(教育の実績:A2を除いた付加的な教育実績であり、受入れ状況に依存する。):A44
・工場・社会見学等(インターンシップ、ボランティア)の課外教育指導:A45
B)学術・研究関連評価項目
B―1)学術・研究の体制・組織への貢献:B1
・学術分野、研究分野の創出への貢献(研究水準項目):B11
・学会・学術団体の組織化への貢献:B12
・研究所、研究センター等の運営への貢献:B13
B―2)学術・研究の実績:B2
・研究成果の公表(研究水準項目):B21
審査付き学術論文(独創性、有用性、新規性、発展性、他分野への貢献を特に重視し、被引用数やインパクトファクター等を参考):B211
審査無し学術誌等への発表:B212
解説等学術文献:B213
専門書出版:B214
国際会議発表:B215
国内会議発表:B216
招待講演(基調、招待、選抜等):B217
各種研究・調査報告書:B218
・技術の創出(研究水準項目):B22
特許、実用新案等の出願、取得:B221
各種創作物(文芸作品、工芸品、建築物等)の作成:B222
・評価業績(研究水準項目):B23
学位取得等の学歴:B231
褒賞等の受賞:B232
特別学会員・フェロー等の認定:B233
・研究構想の創出(外部資金獲得等):B24
競争的資金獲得(科研費、JSPS等):B241
受託・共同研究:B242
奨学寄附金:B243
寄附講座開設への寄与:B244
特許料収入、工業所有権等:B245
・研究成果の実用化(企業化、ベンチャー設立等):B25
・研究支援(研究協力、リサーチインフラ・マネジメント機構各部門等)
実績:B26
学内外共通基盤の整備:B261
学内外共通基盤の管理・運営:B262
学内外ルールの策定:B263
・国内外の他大学、公的、準公的機関における研究歴:B27
・国際的学術・研究交流実績(海外研究拠点等):B28
C)社会・国際貢献関連評価項目
C―1)教育の間接的な社会効果:C1
・卒業・修了者の活躍状況(就職先、資格取得、研究機関・学位授与組織への就職、ベンチャー設立、受賞....等):C11
C―2)学術・研究の間接的な社会効果:C2
・共同研究者や博士研究員等を通して、新技術・製品の創出、技術・製品の改善、知的財産の形成、生活基盤の強化、地域との連携・協力の推進、政策形成、国際社会等への間接的寄与:C21
C―3)学外審議会、委員会等、その他公的社会活動:C3
・国、地方団体等における審議会、委員会委員:C31
・競争的資金に関する審査員、委員:C32
・独立行政法人大学改革支援・学位授与機構、JABEE等の審査員:C33
・国内外の大学、公的、準公的機関の外部評価委員 C34
・国内外の権威ある団体の会員、委員 C35
C―4)学会・学術団体等:C4
・学会等における会長、理事、代議員、各種委員等:C41
・学術誌の編集委員:C42
・学術誌の論文査読:C43
C―5)社会人教育等:C5
・一般市民・社会人を対象とした教育活動:C51
・高校等における出張講義:C52
・啓蒙書の出版 C53
C―6)外部団体の学術集会・研究会・講演会等:C6
・国際、国内会議の主催、委員、座長 C61
・公開講座、オープンキャンパスの開催:C62
・国際協力(JICA、JSPS等):C63
・新聞その他メディアへの発表、発言:C64
D)組織運営管理関連評価項目
D―1)活動実績(職名・期間等):D1
・学内組織運営管理:D11
入試運営管理業務:D111
部局等運営管理業務:D112
大学運営管理業務:D113
各種委員会委員長、委員:D114
安全管理業務:D115
・学生対応業務:D12
学生相談活動:D121
課外活動相談:D122
学生就職指導:D123
・各種資格(危険物取扱者免状等)の取得:D13
D―2)資金運用管理実績:D2
・予算運用管理:D21
・外部資金調達・運用管理:D22
D―3)人事管理実績:D3
・教育スタッフ管理(TA等):D31
・研究スタッフ管理(RA、研究支援員、社会人研究者等):D32
・教員選考委員会業務:D33