(趣旨)

第1条　この規則は、東京科学大学大学院医歯学総合研究科博士課程MD-PhD(医学研究者早期育成)コース又はDDS-PhD(歯学研究者早期育成)コース(以下「研究者早期育成コース」という。)へ入学する者に対し、今後の学業の励みとするため、奨学金を給付することを関し、必要な事項を定めるものとする。

(資格)

第2条　奨学金の給付を受ける者(以下「奨学生」という。)は、次に掲げる要件を満たす者とする。

(奨学金の種類及び給付額)

第3条　奨学金は、原則として東京科学大学基金をもって充てるものとし、その種類及び給付額は次のとおりとする。

(期間及び給付方法)

第4条　給付の期間は3年を限度とする。ただし、特別な事情がある場合は、1年に限り延長することができるものとする。

(申請)

第5条　奨学金の給付を受けようとする者は、研究者早期育成コースへ入学する年度の前年度の3月末日までに奨学生願書(別紙様式1)に研究者早期育成コース合格通知書の写しを添えて、教育推進部学生支援課湯島学生支援室(以下「湯島学生支援室」という。)を経て、学長に申請するものとする。

(選考及び決定)

第6条　前条の規定による申請があったときは、別に定める基準により医歯学総合研究科長が審査し、学長は、採用の可否を決定の上、奨学生として決定された者へ奨学生採用決定通知書(別紙様式2)により通知する。

(誓約書)

第7条　奨学生として決定された者は、誓約書(別紙様式3)及び奨学金銀行振込依頼書(別紙様式4)を湯島学生支援室に提出しなければならない。

(身分等変更の届出)

第8条　奨学生は、次の各号のいずれかに該当する場合は、異動届(別紙様式5)により直ちに湯島学生支援室を経て、学長に届け出なければならない。ただし、本人の病気、死亡等の場合は、保護者等が代わって届け出なければならない。

(給付の停止)

第9条　休学をしている期間については、奨学金の給付を停止する。

(失格)

第10条　学長が次の各号のいずれかにより不適格と認めた場合又は退学をした場合には奨学生はその資格を失い、奨学金の給付を取り消す。

(返還)

第11条　奨学生が前条の規定により資格を失った場合は、既に給付された奨学金の全部又は一部を返還しなければならない。

(事務)

第12条　東京科学大学基金研究者早期育成コース進学学生対象の奨学金給付に関する事務は、湯島学生支援室において処理する。